・俺サイド・

俺はもう我慢の限界だった。

本気なんだった。

それなのに彼女は、

「からかうのも
いい加減にして!!」と
教室を出て行った。

すると。

「やっぱり無理よ。
あんな子を吉沢君が
本気にしないわよ。
からかわれているのよ。」と
声が聞こえた。

「はあ!!」と俺は
机を蹴った。

「お前たちに俺の
気持ちが分かるのか?」と
俺は怒りが爆発しそうだった。

「吉沢君。嘘よね。
だってあの子デブよ。
こんなカッコいい吉沢君が
あんな子を好きに
なるなんておかしい。」と
言ってきた。