学校に着くと吉沢君が離れたのを
図ったみたいに島田さんが
傍にやってきた。

「何で悠君と一緒にきたの。

やはり自分のお父さんなんて
どうでもいいのね。

分かった。今すぐパパに
電話をして辞めさせるわよ。」
と脅してきた。

「お願い今日だけでいい。
今日で本当にさよならする。」
と私が言った言葉に
島田さんは笑った。

「どうさよならするの?

学校でも辞めるなら
いいけど?考えてあげる。」と
嫌味に聞こえたが
私の選択はそれしかない。