「よぉ、このクラスにサクラって人いる?」





教室の前のほうで声がした





「はーい、あたしだけどなんか用?」






振り向きながら言った





そこにいたのは先輩だった







「今、大丈夫?
 なら屋上に来てくれない?」






「はい・・・大丈夫ですけど・・・」