「あの人が例の先輩?」
「うん。」
「ちょーかっこいいんですけど~」
私が言われているわけじゃないのに、照れてしまうのはなぜだろう…。
「あれは頑張って彼氏にしなきゃねっ!みうちゃんっ」
「・・はは」
私は苦笑いをこぼし、新城さんと一緒に二人の元に向かう。
最初に口を開いたのは、やっぱり新城さんで…
「れっいく~ん!!!」
それにいち早く反応したのは先輩だった。
「あれ?みうちゃんとー…、れいくんとデートをする子?」
いつの間にユウト先輩はれいちゃんのことをれいくんと呼ぶようになったのだろう…
そう思っていると、
「はいっ!そうです!!!」


![_残酷すぎるキミ_[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.784/img/book/genre1.png)