私は意味がわからず手の中にあるものをみた。 私はリビングに向かって、大声を出す。 「れいちゃんはどーするのーー?」 すぐに返事が返ってくる。 「俺が遅刻魔だってこと、忘れた?」 いってらっしゃい そう付け加えて。 「ありがと。」 私はそう言って、家を出た。 れいちゃんの自転車に鍵をさして、私は家を出る。 何気に優しい、私の弟。