_愛の形_





なかなか食べようとしない私にれいちゃんがまた口を開く。




「食べねーなら、俺が無理やりにでも食べさすけど?」




どっちがいい?




と、悪魔の声が聞こえてきた。




「食べます食べます」




私はそう言い、れいちゃんが使っていた箸を持ち、食べ始める。




すると新城さんが、



「あっ、間接キスだ~!!みどりでもしたこのないのに~~」




と、言ってくる新城さんに、私は驚く。





・・そっか。




よくよく考えてみれば、間接キスか…




だけど私達は兄弟。




こんなことは日常茶飯事。




だけど、そう言われると、無償に恥ずかしくなってしまうのは当然なのか…