なかなか食べようとしない私にれいちゃんがまた口を開く。
「食べねーなら、俺が無理やりにでも食べさすけど?」
どっちがいい?
と、悪魔の声が聞こえてきた。
「食べます食べます」
私はそう言い、れいちゃんが使っていた箸を持ち、食べ始める。
すると新城さんが、
「あっ、間接キスだ~!!みどりでもしたこのないのに~~」
と、言ってくる新城さんに、私は驚く。
・・そっか。
よくよく考えてみれば、間接キスか…
だけど私達は兄弟。
こんなことは日常茶飯事。
だけど、そう言われると、無償に恥ずかしくなってしまうのは当然なのか…


![_残酷すぎるキミ_[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)