「ミウ、おはよう。」 お母さんは朝ごはんの準備をしながら、私にあいさつをする。 「おはよ」 私はリビングに座るとお母さんに聞く。 「れいちゃんは?」 「もう学校に行っちゃったわよ!最近、どうしたのかしらね?あの遅刻魔が」 なんて言って、母さんは一人笑う。 あの日から、れいちゃんとはろくに口をきいていない。 おろか、家の中でもほとんどはち合わせない。 あきらか… さけられている。