「あっ、これとー…後、これっ!!!れいくんは何か入れてほしいものは?」
なんて言って、新城さんはれいちゃんに笑顔をふりまいて、かごにどんどん食材を放り込んでいく。
なんか…
やだ。
本当に・・
やだ。
訳の分からない感情が、私の頭をぐるぐると渦巻く。
「ねー、れいくん。これなんかどう?」
なんでそんなにれいちゃんにべたべたひっつく必要がある?
そんなに二人が良かったのなら、初めから…
買い物なんて二人でいけばよかったのに。
それに…
一番いやなのは、れいちゃんのその態度。
なんでそんなに新城さんに優しくしてるのよ。
…むかつく


![_残酷すぎるキミ_[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.784/img/book/genre1.png)