_愛の形_




「あっ、これとー…後、これっ!!!れいくんは何か入れてほしいものは?」



なんて言って、新城さんはれいちゃんに笑顔をふりまいて、かごにどんどん食材を放り込んでいく。




なんか…



やだ。




本当に・・


やだ。




訳の分からない感情が、私の頭をぐるぐると渦巻く。





「ねー、れいくん。これなんかどう?」




なんでそんなにれいちゃんにべたべたひっつく必要がある?



そんなに二人が良かったのなら、初めから…




買い物なんて二人でいけばよかったのに。




それに…



一番いやなのは、れいちゃんのその態度。




なんでそんなに新城さんに優しくしてるのよ。





…むかつく