あとはもちろん、
『一生、親友でいること』
これはその中の一ヶ条目である。
しょうもないことが
多いかもしれない。
けれど私たちにとっては
重要なことだ。
大きくなって社会人になったら
きっと笑えるなぁって思う。
(きっと片手に
ビールで笑うんだろうな…)
「…ねぇ!!ちょっと!!!」
「……あぁ。えっと何?」
「ちゃんと聞いててよね!!」
「ご、ごめんなさい」
かなりイラついている結依。
…ごめんなさい。
それしか言葉は発せられない。
そんな威圧感があった。
「蓮実、
今日は何読んでたの?」
「それは……」
私は口を濁した。
だって、
言いたくなかったから。