「あああぁぁ~~!!!!」 私は今もっている 全ての息を吐き出した。 ただ無我夢中に吐き出した。 私の大声が響き渡っていた。 「え…」 ──ドカッ!! 私の声に思わず ビクッと反応した花井君。 ほんの0.1秒。 たったそれだけの時間が 彼の中で停止した。 見逃さないその瞬間に 相手のパンチが 彼の頬をクリーンヒットした。 それを確認すると また大きく息を吸う。 「殴れぇぇ~~!!」 また大声で吐き出した。