─── ───── ───────… 「仲原さん。 今日も1人なの?」 「あ、はい」 「また、みんなで サボってるみたいね」 「先生。それでもいいです。 私が好きでやってることだから」 「そう? だったらいいけど…」 「大丈夫です。 静かな方が好きだから」 「じゃあ、 好きに使っていいからね。 戸締りだけは ちゃんとしとくのよ?」 「はい!! ありがとうございます」 先生は私に図書室の鍵だけを 渡して行ってしまった。