扉を開けると、
勢いのある風を感じた。



私の髪はなびき、
急な風で目をつぶった。




「ヤッ!!」




いきなりでびっくりした。



そしてゆっくりと
目を開ける。



私の目に
飛び込んできた風景。



信じられなかった。



だって、
意味が分からなかったから。




「え…」




私は言葉を失った。


頭の中が真っ白だった。



それほど衝撃だったんだ。



図書室はたくさんの文字で
埋められていた。



落書きのようにたくさんの
文字が書かれていた。




「……たくさんの文字」




私は呆気にとられた。