確か… 壊すって言った後だ。 「生徒たちにとって 必要な場所づくりよ」 俺は走り出していた。 沙菜が告げに来たのは 壊されるという事実 だけじゃないはずだ。 俺はそう感じた。 だから気が付けば 走り出していた。 「おい!」 俺が呼びとめると 嫌そうに振り返る。 「何よ」 結依って奴は 俺をにらんでいた。 よっぽど 嫌われているようだった。 「お前に頼みがある」 「え?」