「うわー。辛そう…」
「ヤバイよ!
毎日クタクタで疲れて帰ったら
すぐに寝ちゃうしね」
「…夕食は?」
「だいたい夜中に食べてる」
お腹をポンポンッ叩いてた。
そんな変な生活をしてるのに
体型を維持できるなんて
あり得ない。
しかもそんなにも
スタイル良いなんて
羨ましいよ。
「ヤバッ!遅刻しちゃう!!」
「遅刻?」
「遅れたらグラウンドを
20周させられちゃうの」
「そっか、頑張って!!
応援してるから」
「蓮実!!
やっぱあんたは良いヤツだ!!」
なんて言いながら
抱きついてくる。
もちろん力強く。
「うん。充電完了!!」
満面の笑顔で結依は
部活に行ってしまった。
なんだあれ?
充電完了って…
私は電池じゃないって!!