あの後すぐに沙菜さんは 校長先生に話をしてくれた。 結果、生徒会長が言うならと 処分は取り消された。 一応、 あと一週間の停学処分。 そして 一ヶ月の学校処分となった。 つまり終業式まで学校が 観察保護するということだ。 私はその知らせを 聞いて安心した。 もうこれで彼は 疑われることはない。 組織から抜けた彼は 普通に暮らせるだろう。 安堵のため息が漏れた。 沙菜さんは そんな私の横で言う。 「約束は忘れないでよ」と。 そう。 私は約束したんだ。 私の大事なものと 引き換えにして。