*** 「お願いします! お願いします!!」 毎日大きな声で 呼びかける。 そこに雨が 急に降り出し始めた。 だいぶ 激しくなってきていた。 ビラも濡れ始めている。 さすがにもう無理だと 思ったんだ。 (本当はもっと 探したいんだけど…) だから私は 走って戻ることにした。 「最悪、 ビショビショだぁ」 そう言って 靴箱に駆けこむ。 確かに何もかも びしょびしょだった。 髪の毛も制服も 全身濡れてしまっていた。