図書室のラブレター




***



龍慈はまだ
信じられなかった。


だけどつい
気になってしまった。



気が付けば蓮実の学校前に
来てしまっていた。




「俺、何してるんだろう?」


「本当にね」




その低い声で
俺は振り返る。


そこにいたのは
結依ちゃんだった。




「お前は
手伝わなくていいのかよ」


「なんで手伝わなくちゃ
いけないのよ」


「まさか、
仲直りしてないのかよ」


「だったら悪い?
そういうあんたは
手伝わなくていいの?」


「俺はたまたま
通りかかっただけだ」




ポツリポツリと
雨が降り始めた。



しかし蓮実は
ビラ配りを止めなかった。