「悩みでもあるんでしょ?
私でよかったら
話ぐらい聞くよ?」
彼女は私の目の前に座る。
そこは私が
いつも座っていた場所だ。
「言いたいことは
相談してみるべきよ?」
「…でも」
「意外に何も知らない人の方が
楽に話せるものよ?」
半分気迫に負けた私は
ゆっくりと話し始めた。
彼女は何も言わずに
うなづいてくれる。
いつの間にか話すことが
心地よくなっていた。
こんなにも私の心に
溜まっていたんだ。
「…私どうすればいいのか
もう分からないよ」
「辛いのね」
彼女の言葉が
優しく胸に染み渡った。

