図書室のラブレター




ここに入って、
どれくらい経つのだろう。



またしても
たくさんの人たちに
押し流されるばかりだ。



頑張って踏ん張っても、
意味がない。




こんなところに
普通の女の子がいるなんて。



総長だって誰だって
想像つかないだろう。




そこに一際、
大きな荒い声が
全体に響き渡った。




「お前ら!
まとめてかかって来いよ!」


「晴樹君!」




私は声のした方を向いて叫ぶ。



今の荒ぶる声は間違いなく
晴樹君の声だった。



うおおおおおお!!



しかし周囲の雄叫びで
あたしの呼ぶ声はむなしくも
かき消されてしまった。



せめて、
声のする方へと歩き出す。



しかし、
さっき以上に流れが強い。