そして何度も何度も さっきからつまづいていた。 誰かにぶつかり、 吹き飛びそうになる。 誰かの足につまづいて、 こけそうになる。 足がもつれながらも 歩くことを止めない。 視界が悪くて どこを目指すべきか 分からないけれど。 「晴樹くん!」 「晴樹くーーーん!!」 必死に呼ぶ。 気付いてくれるまで叫ぶ。 ちゃんと 届いてくれると信じて。 「晴樹くんーーーー!!!」 口の中にまで 砂煙が侵入してきた。 コホコホコホッ 思わず、咳き込んだ。