手紙には、 『ごめんなさい。 ちゃんと話したいから放課後、 図書室に来てください。』 それだけを書いた。 自分の想いを全て ぶちまけようと思っていた。 これから どう思われても構わない。 嘘。 怖いよ。 足がすくむよ。 でも禁断な恋を しちゃったのは私だし。 振られるって 分かってるけど…。 でもね、 私の心を見てもらいたいの。 私は頑張ったよ。 今度は 晴樹君の番だからね。 頑張ってね。 応援してるから……。 それを、 それだけを伝えるために……。