「梨珠様、卒業したら結婚するらしですよ!」


「飛鳥様もですって!」


「エレナ様はモデルをなさると聞いたけど、結婚なさるのかしら?」


「相手はどちらの方ですの?」


「飛鳥様は勿論、藤堂様よね〜!お2人の仲は有名ですしね〜。」


「梨珠様はどちらの方かご存知?」


「いいえ、知りませんの。」


「どんな方かしらねぇ〜。梨珠様に釣り合う方なんているのかしら?」


「きっといないんじゃないかしら?梨珠様ほど美しい方に釣り合うなんて海外の王子様ぐらいじゃありません?」


「そうよね〜。きっとその人も美しい人なのよ〜。」

「とにかく釣り合う人じゃないと許せませんわよね〜。」





な〜んていう話しが学校中に広がってる。





梨珠の婚約者はただのサラリーマンとかどっかの国の王子とか・・・。





ここにいるんですけど?




なんて事は口が裂けても言えない。





“梨珠様に釣り合う方じゃないと許せない。”





梨珠を敬愛してる生徒が口々にそう言う。





そう言われると自信無くすなー・・・。





俺は釣り合ってる?俺でいいの?





柄にもなく弱気な事を思ってしまう。