うわ。

「…あの」

「ん?何②?」

「私あなたとは仲良くしたくありませんッッ」

…え。

その女の大声で
近くの奴らも
静まる。

「…でわ」

女は走るように
行ってしまった。


「…ぇ?…え!?」

陸斗はアホ面で
ポカーンとしている。

スゲーあの女…。

だって陸斗は
結構かっこいいし。
(アホだけど)


結構モテるし。
(バカだけど)


やっぱスゲー。

…スゲーって言うか。

こんな所で
あんな事
言うなんて…。


………天然………??

「ふっ。」

面白れー女。

嫌いじゃねぇ。
あぁいうの。

「笑うなよぉ~オレは悲しんでんだぞ??」


「わりぃ②」




--家--

「お帰りなさいませ。」

「信様、入学式はどうでしたか?」


「楽しかったぜ」

「まぁ。お珍しい」

執事が笑いながら言う。

「高校も楽しいかもな」

アイツがいる学校。

ハマりそう。