きっと

私が 1番。




そう思い込んで安心させる。



本当は気になって仕方がない・・・・・・鈴子の存在。




『ただのバイトの友達だよ』


そんな説明じゃ、何も見えない。

過去に何か、あった?


鈴子ってあんたの何?

鈴子には、優しく話すんだよね。



気づいてないと思ってる?

気づいてないと思ってるから、平気で私の前で電話に出る。


平気で、

聞いたことないような優しい声を出す。



私にも


ちょうだい。



そんな言葉…



『気を付けろよ』

『気にすんなって!』

『俺のエプロン洗っといて』



平気なフリして、隣でりゅーたんとみーたんを撫でる。



私の気持ち

隆介は知らない。




だから、そんな泣きたくなるようなセリフを

堂々と言えるんだ。




最大の謎。



『鈴子』



隆介の秘密。



知りたいような知りたくないような…



触れてはいけないような…



そんな『鈴子』



ねぇ、鈴子さん。



隆介を好きなの?


私よりも隆介が好き?




好きじゃないなら、隆介を私にください。