再び


ピンポーン…





私、なぜだか涙が溢れて玄関まで走った。



ドタドタドタ…




ガチャ…





「隆介… ぎゅうってして!!」



ドアを開けたとたんに、隆介にしがみついてこんな事言っちゃった私。



きっと、隆介は呆れて、頭バシって叩く。





ん・・・?




あぁ…





気持ちいい。






私、やっぱり何があっても隆介が大好き。






鞄を玄関に投げた隆介が、優しく私の体を包み込む。



珍しく何も言わないで、


抱きしめてくれてる。




これが変化?




やっと気持ちが通じ合った隆介と私は


少しだけ素直になれる。