一人にしないで…え。 あたしの心の叫びも無視かい。 「おい」 背後から不機嫌な声。 はぁ…嫌な方のカオになりましたか…。 「何でしょうか」 「瑛の奴…変だぞ」 先生はいかにも不審そうな顔で、瑛が去った方をぼーっと見つめている。 「分かってます! …ここ最近が特に…なんか、好きな子ができたみたいなんですけどね。あーぁ、あの瑛がねぇ…」 あたしも先生と同じように瑛が去った方向を見つめてみた。 同じことをしてみても、先生の考えてることは全く読めない。 ったく…変な人だよね。 心の中で思う。