「あいつ…浮気してたのか。」



「そぉよぉ!!
 ひっく…信じてたのにぃぃ…!!」



酔って頭がおかしくなったあたしはその場で号泣。



周りから見ると、福田があたしを泣かしたみたいな光景だった。




「な、こんなとこで泣くなってっ…。」




「あたしだってねー!!…本当は弱いんだからぁ……。」



あたしの声が弱々しくなる。


福田はそんなあたしに、ため息をついて頭をなでてくれた。




「あ~!!健太郎のばぁぁぁーか!!」





あたしは一晩中、ずっとこれを叫んでいた………。