「…あー。そんな猫かぶっちゃってさ。
 丸分かりだっつーの。性悪女。」



…は??


何こいつ。




さっきの撤回。



こんな奴運命のオトコの訳がない。



「…お前何様??」


頭に血のぼっちゃったあたし。



「俺様♪」



…マジギレしていい??



「…あんたみたいな男があたしに話しかけんじゃねーよ。」



あたしは低い声でそう言って、その場から去ろうとした。