「…どうかしたの??」




「おばあちゃんが…
 倒れたって…!!」



陽菜は青ざめた顔でそう言った。



「…ゴメン。あたしちょっと抜けるね。」




陽菜はそう言って駆けだした。



「あ…陽菜っ!!」


あたしもその後を追った。


陽菜は、テーブルに置いておいたバッグを持つと、


尚人と福田に一言状況を説明して、店から出て行った。



あたし達は出て行った陽菜の後ろ姿を見つめていた。



「大丈夫なのかあいつ…。」



尚人が一人そう呟く。