…んで陽菜は超笑顔だし。



あ~うっぜぇ!!!



「何頼む~!?」




「あ、ちょっとあたし達お手洗いいってきますね。」



あたしは満面の笑みでそう言うと、わくわくしている陽菜の腕を掴んでトイレへ連れて行った。




「綾子ゴッメン!!」



トイレに入ると同時に陽菜が頭を下げる。




「…どうしてあんなこと言ったの??」




「あたし…アピるためにわざとこういう高級そうなとこに行ったんだけど…。
 財布忘れちゃって…その時に綾子と社長がいたから・・・。
 その…。」



「お金貸してもらおうと思ったって訳??」