ホールにはもうみんな集まっていた。 「尚人っ!!」 尚人のお父さんがこっちに向かって手をふっている。 「綾子はそこで見てて。」 あたしは尚人の言う通り、人ごみに紛れた。 みんな、何が始まるのかとざわめいていた。 「…みなさん。」 尚人がマイクを持って話し出す。 それと同時にキャー!!という声が響く。 尚人のファンか…。 そんな人たちにも妬いてしまうあたしは…かなりのヤキモチ妬きなんだ。