「……っ!?」


陽菜は一瞬ビクッとしてあたしを見た。



「話…あるんだけど…。」



「……っ…。」



陽菜は何も言わず、泣きそうな顔で俯いた。



「あたし…陽菜にひどいこといっぱいした。
 謝っても許してくれないかもしれない…。

 でも…これだけは言っておきたくて…。

 陽菜…本当にごめんっ…!!」



陽菜は頭を下げるあたしを呆然と見ていた。



「…綾子…。」



陽菜は一瞬戸惑ってこう言った。



「…っ何……今更…。」