「どうした??」 尚人はいきなり走りだしたあたしを不思議そうに見つめた。 な、何…。 尚人ってば全然息切れてねーじゃん…。 「な、何でもない……。」 あたしは息を整えながらそう言った。 「綾子!!」 あたしの名前を呼ぶ声に心臓がドクンと動いた。 何で…追ってくんの…。 健太郎…!!