その時だった。





ガチャ



会議室のドアが開き、秘書っぽい女の人が入ってきた。




「みなさん、適当に座っていただいて結構ですよ。」





あたしは陽菜の隣に腰かけた。





「では、まず社長に挨拶してもらいます。
 社長…どうぞ。」





秘書がドアを開ける。




…社長かぁー。



まぁ、金はあるだろうけどどうせおっさんでしょ??



そんなん無理無理。






あたし、加齢臭に耐えられそうにないし。