「そ、そうだなっ!!」



あたしは、割れてしまったマグカップ欠片を拾い集める。



「あ、危ないから俺するっ…。」



「い、いいよあたしするからっ…!!」



マグカップの破片を拾うその時、ふいに手が触れる。



「ご、ごめん…!!……っ!?」




あたしは慌てて手を引っ込めた。



と同時に指を切る。



やっばぁ…。



血でてきたじゃん血!!