硝子玉


何度だって立ち直ってやる。

何度だって救ってやる。

だから・・・

青空に会いに行く。




「青空。見せたいモノがあるんだ。」

「何?お兄ちゃん。」

僕は鞄の中から太陽君からずっと前に預かっていた『青空帳』を出した。

「あおぞらちょう?」

青空はゆっくりとページをめくる。

この時がくるのが怖かった。

青空がこれをよんで思い出さなかったら・・と思って見せるのをためらっていた。

「私って・・・・・。」

手が止まった。

「太陽・・・・。」

ゆっくり写真をなぞる指。

昔とは比べものにならないくらい綺麗な手。

青空はもう僕の元を離れなくちゃいけない。

過去をツバサにして太陽君と一緒に生きていって欲しい。

その思いが決心させた。

だけど・・・・。

「痛っ!」

急に頭を抑え始めた青空は苦痛のような叫びを上げ始めた。

「青空!思い出してあげてくれ!」

そう青空の肩を強く握ると動きが止まった。

「・・・太陽って、まさか・・」