硝子玉


「思い出しちゃいけないよ・・・。」

青空が青空帳を手から落とした。

「やだ。やだよ・・・。」







「太陽!あんたこんなとこでなにしてんの?!」

道端で偶然見つけた。

「何って・・・・喧嘩?」

「ケンカはよくありまセン!!!」

「知ってるよ・・・。」

「じゃぁなんでしてるの?!こんなの青空ちゃんがみたらなくよ!?」

「だったらどうしろってんだよ!」

叫ぶ。

叫ぶ。

叫ぶ。

叫ぶ。

「今。風太さんが青空ちゃんに全部話してくれてるの。」

「青空ちゃんを守れるのは太陽君だけデス!」

コブシを握る。

戻りたいけど戻れない。

どうすればいいんだ?

「帰ってきてよ!」

その声に体が動いた。

七海先輩のもとへ駆け寄る。

こうすればいい。

戻ればいいんだ。

なんどだってそうすればいい。