硝子玉


デート当日


楽しみだった。

だけど、すこし不安だった。

来ないかもしれない、そう思うと胸が痛い。

「あっ!太よ・・・・・」

太陽の隣には若い女の子がいた。

同年代に見えた。

「青空。おはよー。」

「貴方が今カノの青空ちゃん?」

「・・・・?(これは誰かな?)」

「この人は・・俺の中学時代の彼女の津久毛早苗さん。」

元カノ・・・・・か・・・・。

一瞬胸がまた痛んだ。

「初めまして。早苗です、こう見えて23歳なの♪」

「早苗さんは、中学の時に教育実習生やった人で・・・・・。」

「そう・・・・。私ちょっとトイレ行ってくるね。」

そう言って立ち去りながら涙を隠した。

どうして元かのなんかつれてくるの?

わかんない。

わかんないよ・・・・・。


頭が混乱する。

ぐるぐるぐるぐるぐる回る。

回る回る回る回る回る回る。

壊れる

壊れる

壊れる

「助けて・・・お兄ちゃんっ!!!!!」

私は道路に倒れ込んだ。

意識が朦朧としていた。