太陽に連れられて写真部に行った。

一応七海先輩への謝罪もコミで。

部室に入ると、いろんなカメラやフレームが置いてあって、ぴかぴかと光っていた。

「あら、太陽君じゃなぁ~いのぉ~♡」

「げっ!皆川っ」

太陽の顔が青ざめていくのがわかった。

「あれれ?その隣にいるのわぁ~噂の青空様ぁ~♡?」

「そうだ!」

「ちっ!てめぇにゃぁ部活に彼女連れてきてなにぃするぅきぃじゃあぁぁ!?」

語尾に♡がついてないんですが・・・?

「おい、あんまおちょくるな。たー君が逃げる。」

つんつん頭のいかにも不良な男の子・・・・。

「お!おっちちゃんやん!なんや?彼女みせつけにでもきたんかいな?」

おっちちゃん?!何?そのヘンなあだ名!

ていうか、写真部って何人の集団ですか?!

「関西眼鏡先輩そのあだ名やめてもらえます?」

真面目な顔つきで関西弁の先輩と交渉しはじめると、うしろからつんつん頭が抱きついてきていた。

「・・・(怒!」

思いっきり睨み付けてもとろーんとした目でこっちを見てきた。

「・・・降参。」

そうつぶやくと、つんつん頭はにぱぁ~っと笑った。

「りっくんとななみんはラブラブしながら屋上にいったわぁよぉ~♡」

「そうですか・・。」

部室の扉を閉めると、太陽と同時に深いため息をついた。

「写真部って大丈夫????」

「一応。」