自分ばかりが幸せな気持ちを貰ってる気がして、ならなかった。 だから願うのだった。 ―――どうか、月の光も星の光も届かない、この人の暗闇の中に、ほんの僅かでも光が差し込みますように。 僕にとって彼女がそうだった様に…… たとえどんな暗闇に迷い込んでしまったとしても、僅かな明かりがあれば、それを頼りに進んでいくことができるから…… 信じたいです。 明かりの先の温もりを。