とりあえず一応、ムッと睨み返すと、

そしたら更に睨んできたので目を逸らしてしまった


もう、何なの…!?



「梨ー乃ちゃん」

「由宇君」

「ハイ!お茶でもしよ」

「は、はぁ」



ニッコリ笑顔な由宇君は、お菓子を用意していて、紅茶も入れてくれて



何か…、優雅な時間…



進められるまま、お菓子を食べて、お茶をすすり、平和な時間を此処で過ごしたのだった



「お昼もいつでも遊びにおいでね」



安藤先輩が優しく微笑んで言ってきたのに対して、「はい」と笑って返した



「まぁ、これから行事があるから忙しくなるんだけど」


行事…?何のだろう


「宝探しゲームだよっ」


首を傾げたあたしに由宇君が元気よく答える


え…何その小学生じみた行事は


「クス、新入生のレクリエーションも兼ねて毎年やってるんだ。豪華賞品付きでね」


あたしの少し呆れた様子を読みとったのか、安藤先輩は少し笑って説明してくれた



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