「梨乃ちゃん大丈夫?」

「う、うん、今の人って…」

「うん生徒会メンバー」


やっぱり


「恭ちゃんは副会長なんだよ、藤野恭平って名前」

「そう…なんだ」



何というか、クールな印象が強かった



「何?タイプ?」


隼人が聞いてくる


「はっ!?ち、違うよ///」



確かにかっこいいけど…



「フッ、お前は俺がタイプだもんな」

「な、何言ってんのよっ」



隼人が面白そうに見てきた

自意識過剰男めっ



「クスクス、賑やかだね」







ふと聞こえてきた声の方向に目を向けてみると



「久しぶり梨乃ちゃん」



そこには、優しい笑顔の安藤先輩の姿が



「お久しぶりです…」

「どうぞ」



椅子へと促されたので、遠慮がちに座った

すると安藤先輩も向かいに座り、テーブルに肘をついてニコニコとあたしを見てくる

その笑顔につられ、あたしもニコッと笑ったまま


すると安藤先輩の後ろの方に見慣れた姿と知らない姿が見えた



「拓真君!?」


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