「二人とも早く〜」


由宇君に急かされて、とりあえず教室から出て二人に着いていく


何処に行くのかなぁと疑問に思っていると、顔に出ていたのか


「着いたら分かるよ〜」


とニッコリ可愛く由宇君に言われた




少し歩くと見た事ある場所が。

学園内にあるのにまだ一回しか来た事ないけれど




「ここ…?」

「そ!生徒会のメンバーが居るんだ」

「へぇ」



目の前の場所はいつか来たガーデンハウス



「高志が会いたいって言うからさぁ」


高志…?


「生徒会長のこと」


…あ!そうだった
ここで一度会った安藤先輩


「でも何で…」

「まぁ、とにかく行こ」



少し緊張しながらも二人の後に続き奥まで進んでいく



「あっ…キャ」



途中、ふと何かの拍子につまづいて転びそうになってしまった



転ぶっ!……

………





だけど、転ぶ所か、誰かに後ろから支えられてもらってる事に気付く



「大丈夫?」

「…あ、はい」



誰?



「…そ」



それだけ言ってあたし達を通り越して歩いていった


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