「そうなんだ…この間生徒会長と会った時、そんな事言ってたなぁ」

「安藤先輩とあったんだ」

「うん、先週来た時に」



生徒会のメンバーで二年は隼人と由宇君だけみたい


「じゃあ梨乃ちゃんも今度行こうよ。会長も断らないと思うし」

「え…、あ、考えときます」


曖昧な返事をしておいた

隼人も居るんだもん

なんかなぁ








お昼も終わり、教室へ戻る帰り道

二年の廊下を歩いていると



「あれが転入生？可愛いじゃん」

「女だ、いいなぁー」


ヒソヒソと聞こえてくるのはあたしの事

気まずい

そんなに珍しい…かな


「ここ中高一貫で皆顔見知りみたいなの、だから知らない生徒、それも女子だし噂の的だよ」


亜希の言葉にあたしはちょっと溜息

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