本日はお祝いの日。

私はサボと別れた後にすぐにイオの家に行き、それまでのことをこと細かに全て話しました。

サボがお医者様を目指すこと。
お父様と仲直りをしたこと。
ドラッグをやめること。


そうして今、私は学校の図書館のいつもの場所で待っています。
お決まりの場所。

まずイオとシーナに“集合”のメールを送りました。
そろそろ来るはずなのですが・・・。


「あれ?マコ一人?」


最初に現れたのはシーナ。
そしてその後すぐにイオも来ました。


「さ、二人ともこれを持って下さい。」


渡したのはパーティ用のクラッカー。
そうして遅れてサボに“集合”のメールを打ちます。


「成る程。マコも可愛いことするじゃない。」


イオが笑って言いました。
なんだかからかわれたようで恥ずかしいです。

そんな私を見て、シーナは微笑んでいました。


「よろしいですか?ドアが開いたらクラッカーを鳴らして下さいね。」


私たちはドアに向かってクラッカーを構えました。