恋めぐり

そう、私はこいつらに何をしても芹澤さんも秋田警視総監も何も言わない。

それを悟ったのか、男の顔が引き攣る。

そういう顔好きよ。

私もドSだから、ゾクゾクしてくる。

「一回、死んで来い!」

木刀を振り上げ、振り下ろすと、男の間に芹澤さんが飛び込んで来た。

私の手首をつかんで簡単に木刀を奪われてしまった。