たったいちどの夏



戻らない夏





眩しい太陽に逆らうように


浜辺を走る





そんなに急がなくても


夏は逃げないよ、と




太陽は笑う








夏の思い出を作ることに必死で



19歳の夏




走ってばかりの夏だった