イジワル少年はあたしの彼氏



「川村〜!!」



あたしは、我にかえった。


川村先輩を呼んだのは


アイツだった。


「川村ごめん!
今日学園祭の買い出しあるから、練習参加できねぇ。まじごめん!」


「いつにもまして真面目だな陽介、あはは」


そして、アイツがあたしの方を見る。



「じゃあ行くわ、俺!人待たせてたんだった。」



それと同時に川村先輩もあたしの方を見た。



目が合う。



あたしは、思わず目をそらしてしまったんだ。