そんなある日。

この国の王子様が、言いました。

「宮殿に、国中の美男子をあつめよ」

王子様は、宮殿での生活にあきあきしていたのです。

「一番美しいものを、俺の付き人にする」

王子様の宣言に、国中が沸き立ちました。