私は休み時間たくさん先生に会いに行った。

少しでも話したかったのもある。

反面教室は嫌いで仕方なかった。

人と関わることが怖かった。

人に嫌われるのを避けたかったから。

私は臆病になっていた。

弁当は友達のさきとしか食べない。

さきがいなきゃ食べない。

弁当は家で食べていた。

ある昼休み

私はご飯を頬張る先生の隣にいた。

「クラブ大会はいつ??」

そんな話をしていたら紙を見せてくれた。
「会場一緒なんだね。」

「うん。」

「じゃあ頑張るから見ててな。」

「見れたらな。」

「うん。」

そしたら教頭先生が話に入ってきた。

教頭先生は顧問を持っていてくれて

私は敬語で話した。

先生にはタメ口で話していたら

「お前何で俺には敬語使わへんのや?」

「何で使わなあかんの?」

「俺、一用先生なんやけど?」

「とし8歳しか変わらんやん。」

「いやいや。敬語使うべきやろ」

「教頭先生は顧問やから使うだけ。」

「まぁ、ええわ。」

そう言いながらご飯を頬張る先生。

先生知らないでしょ?

ご飯食べてる姿、めっちゃ格好いいんだよ。

そしたらいきなり先生が口を開いた。

「お前のいい所は区別がつけれる所やな。」
そう言ってニコって微笑んだ。

「ありがとう。」

私はそう答えた。

内心今の言葉が頭をクルクル回っていた。
あたしやばいかも。